ハンコに刻まれた歴史

一昨日は、個展の打ち合わせで、場所をお借りするお店の方とお話しでした。

富士見台の駅近くにある、冷え取りの品物を取り扱っているお店です。
店主さんは、芯から心が暖かくて、いつも楽しそうで、素敵な人。
 
この場に出会って、わたしは、冷えていた身体と心を、だいぶ暖めて頂きました。
ポイントカードに、わたしの作ったハンコをずっと使ってくださっていたのですが、『だいぶ磨り減ってきてしまったから、新しいの作って』と、打ち合わせの途中に、今まで使ってきたハンコを差し出されました。

そのハンコは、何度も何度も押されて、緑色になり、使い込まれていました。

緑色に積み重なった層が、ハンコを使ってくださっていた年月と、わたしが、これまでハンコ屋さんとして活動していた日々の事を、物語っているようでした。

毎日、使ってくださっていたんだなぁと、そのハンコを手にして、嬉しさが、じんわり染みてきました。

また新しいハンコを、お作りして、手渡す予定です。

二代目のハンコも活躍してくれるといいな。
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